NO.2065(世紀の発見...)


先日より、何回も記事を読み直し、ようやくわかってきたけど、その道のプロというか職人というのは、ホントに凄いと感じる。


何のことかというと、『ニホニウム』。


この『ニホニウム』は、2016年6月9日、日本で発見された新元素が正式に発表されました。名前は当初有力だったジャポニウムから、より日本語発音に近い『ニホニウム』です。

さて、そのニホニウムとは一体どういうものなのでしょう?

ニホニウムは113番目の元素とのことですが、その元素とは、物質を構成する基本的な粒子である原子の種類のことです。


加速器を使って30番の元素「亜鉛」を83番の「ビスマス」に高速で衝突させ、核融合反応により113番の元素合成させます。


周期表ではアルミニウムなどと同じ13族というものに位置付けられるそうです。理化学研究所は線形加速器を使って亜鉛の原子核を光速の10%まで加速し、ビスマスの原子核に衝突させて合成させました。これを理化学研究所は平成24年までに計3個の合成を高い信頼性で確認したそうです。


陽子と中性子の数を合わせた質量数は278で鉄の約5倍重いのだそうです。寿命は千分の1秒以下と短く、化学的な性質はわかっていません。

すごい発見なのでしょうが、我々一般人の生活には一体どんなメリットがあるのでしょうか?


質量が鉄よりも5倍重いとのことなのですが、それだと何がいいのでしょう?理化学研究所のニホニウムの公式サイトを確認してもこの元素を応用して将来何ができるのか、どんないいことがあるのかなどの記述は特にありませんでした。


今のところは新らしい元素だからといって、我々の生活に結びつくようなメリットはないようです。新元素については、自然界に存在するものを見つける時代から、何かと何かを融合して作り出す時代なのだそうです。それを世界各国で争っているのが現状です。

ま、ここまで読んでも、私はあまり理解できませんでした。


しかしながら、この『ニホニウム』の生成方法が【さすが研究者】というような、気の遠くなるもので、非常に驚きました。


上記にもありますが、実験の方法は単純で、30番の亜鉛(Zn)と83番のビスマス(Bi)の原子核を超々速度で衝突させるというもの。


ぶつかり合った原子核は核融合します。


30+83=113  よって、113番の元素ができるということになります。


研究者の方々が11年という長い月日、ひたすら原子核同士をぶつけ続けた結果です。


衝突させる際の速度は、光の1/10という高速度であり、また、衝突時間に0.002秒の狂いすら許されません。


何が難しかったというと、なかなか当たらなくって、11年間でたった3回。


原子核の大きさは、1兆分の1cmで、あるのか無いのか分からないような大きさで、それがうまくぶつかっても、核融合を起こす確立が100兆分の1。


ニホニウムの作成には、そんな緻密かつ高度な技術が必要なのです。


世界トップクラスの粒子加速器設備を有する理研ならではの成果と言えるでしょう。


これだけ苦労して発見した113番の元素ですが、この「ニホニウム」の特徴は特にありません、となってます。現在のところは、ただ陽子の数が113個というだけのものらしいのです。


それがまたよくわからない。


新しいものを発見するという『ロマン』とでもいうのでしょうか?



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